リサジュー・ジェネレータ解説
まず、PIC1個とオペアンプで作った第1試作(左の写真)です。これは波形が汚くて実用にならず。そして PSoC で作った第2試作(真ん中の写真)。波形は綺麗なものの位相変移が今一で実用にならず。そしてPIC2個とDAコンバータで作った第3試作(右の写真)。ようやく性能が出てきたのでこれをオリジナル・プリント基板化したものが、この製品です。
まずはじめに、簡単に配線の仕方の写真つきの説明から。
まずはこのように、背の低い部品(抵抗・コンデンサ)から配線を始めます。
そして次は、スイッチやICソケットなども付けていきます。
全部つけたら、このようにボリュームに行く線や電源の線などを適宜配線します。
(コネクタ等の部品はキットには付属していません。)
最後に、ICソケットにICを差し込みます。ICのピンを少し内側に寄せながら、足を折らないように注意してゆっくりと入れます。
この2枚が完成図。手前方向と逆方向からみた写真です。部品の取り付けを確認してください。
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次に、動作波形を示します。
周波数比 1 : 1 の波形。
ボリュームにより位相は調整しています。
同様に、周波数比 1 : 2。ボリュームにより位相を変化させた様子です。
周波数比 10 : 12 の波形。
周波数が上がると、波形歪は増えていきます。
周波数比 15 : 15 の波形。
波形歪により、形は真円からずれてきます。
周波数比 1 : 2 / 15 : 15 のタイムドメインの波形。高い周波数域では波形歪があります。周波数は、1倍時で 33 Hz, 15倍時で 495 Hz となります。