FS2000が出ました。いろいろとすばらしい機能が満載ではあるものの、シーナリーに関しては困ったことがいっぱいです。マイクロソフトによると、FS98用のシーナリーも使えるということですが、確かに、Flatten や Exclude を Scenery.cfg に書くことによってある程度は表示可能になります。しかし、FlattenやExcludeを使っても表示不可能な場合が多々あります。
(なお、FSのメニューの World - Scenery Library の画面上でいろいろ設定をいじると、せっかく書いたFlattenスイッチが消えてしまうというバグは、マイクロソフトの出したFS2000のアップデートファイルによって解消されました。)
実際、過去に私が作成したシーナリーをそのままFS2000で使ってみても、殆どがうまく表示されません。(表示試験を全部やる気力すら失せるくらいです。)
そこで、勝手な命名ですが、このFS2000でのシーナリーの困った問題のことをコンピュータの2000年問題をもじって FS2000問題 (FS2K問題) と名づけました。
なにしろ自分自身まだFS2000を理解していないし、試験も終了していませんので、一応「暫定版」としてあります。今後実験したり、皆様からコメントを頂いたりしましたら、徐々に書き換えていこうと思います。
| 詳細バージョンを沢山入れると、非表示ではなくて、FSやWindows98が固まる。詳細バージョンはFlatten無しではつなぎ目がバラバラで、かつ沢山入れられない。MSデフォルトシーナリーは秋葉原や神田川の位置がずれている。ライトバージョンは、遠景から見ると割り切ればFlatten無しでも問題なし。 | 首都高・山手線とも対応しました。
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| FS2000 - TW東京・イネーブラーにより、解決しました。 | 首都高・山手線とも対応しました。![]() | |
| Flattenなしだと線路の継ぎ目ががたがたです。山手線の電車はtm1では正常ですがtm2では宙に浮きます。 | 東京交通シーナリーと統合しました。 | |
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ジャンプ団体金メダルシーナリー | 首都高詳細バージョンと同じ症状です。ガックリきます。 | |
このように、書いていても疲れるというような状態です。気が向いたらもっと詳しく見てみます。
Tko_tm1.bgl の方の動く山手線は、従来動作を止めることは不可能でしたが、FS2000では P キーによってストップさせることが可能になりました。
<現象>トワイライト・エクスプレスの東京シーナリー(=関東・甲信越シーナリー)を FS2000 で使用すると、衛星写真のテクスチャーと航空写真の高高度からのテクスチャーはいいのですが、航空写真の低高度からのテクスチャーが表示されず一色の板のようになってしまいます。
<解決法>解決しました。これはTW東京側のコードの問題でしたが、それを直すイネーブラーを作成しました。こちらからどうぞ。
<現象>RefPoint( 7 ) (SCASM) を使うと FS2000 の Elevated mesh terrain システムのために表示が異常になります。ここに詳しく書いてあります。
<解決法>RefPoint( 2 ) (SCASM) を使うことになります。ただ、過去の資産を全部置き換えるのは結構大変そうです。また、実際の首都高や山手線がこれだけでうまく行くという確認はまだやっていません。道路のつなぎ目で問題が起きる可能性もあります。Flatten の指定が不可避になる可能性もあります。
<現象>Tko_tm2.bgl のダイナミック・シーナリーを使用した動く山手線の車両が非表示になります。
<解決法>FS2000のバグでした。FS2000アップデートファイルにより直ります。但し、Tko_tm2.bgl の車両が宙に浮いてしまいます。これはRefPoint( 2 )関連の問題です。動く山手線については、東京交通シーナリーに統合しました。
<現象>テクスチャーで使用している夜間照明用の色 (constant colors) が全部使えません。テクスチャーで光らせているものは全てダメです。さらに、Polygon_4 (SM) などでテクスチャーを使わずに光らせているものは朝夕はダメです。横浜シーナリーの夜間照明や、山手線のホームの朝夕の照明がこのために光りません。
<解決法>これもここに書いてありますが、shaded 系のコマンドを使えば光るようです。昼から夜への過渡期がうまくきれいに表現されるかという懸念もありましたが、SCASM の LoadBitmapコマンドを使えば大丈夫なようです。
<現象>全てドットとラインで作成した花火が全く光りません。
<解決法>これもここに書いてありますが、DotPt (SCASM) は使えなくなり Dot (SCASM) で書く必要があります。DotToPoint (SM) も使えません。LineToPoint (SM) もダメです。Dot で実際に書いてみると、ちゃんと光るものの花火としては不完全なぼやけた像になってしまい、あまり好きではありません。ライン系についてはいいコマンドが見つかりません。(Dot についてはマイクロソフトの2回目のパッチにより DotPt (SCASM) でも光るようです。ただ、ラインは相変わらずダメです。)
・・・というわけで、ドットとラインを使わず 「全部 ShadedPoly で作る」 という原始的な方法により解決しました。データ量がものすごいですが、結果は良好です。
これは好みの問題ですが、FS2000デフォルト・シーナリーは次の絵のようになっており、個人的には気に入らない個所があります。なお、全ての絵は北向き (Heading = 0 deg.) です。

品川インターシティですが、低層棟まで再現されているのはいいものの、この通りなぜかみんな90度回転している上、建物同士の位置関係がバラバラです。
秋葉原なんですが、単にビルを密集させればいいものなんでしょうか?欧米人から見ると、東京なんて単にごちゃごちゃしているだけ・・・というのは納得できますが・・・
あと、秋葉原と上野公園の間に隅田川と荒川が流れており、水没してしまった御徒町近辺の人々が可哀想です・・・
富士山なんですが、ちょっとこの山頂の形は、日本人には受け入れられないのではないでしょうか・・(戦後50年以上経ったのだし、ここまでコケにしなくてもと思いますが??)・・メッシュの粗い地形データを単に機械的に採用したというのが見え見えです。
★マイクロソフトから、terrain SDKが出ました。これによって数値地図(USGSなど)から自由に高度データを得ることができるようになります。さらに、村上さんが mem2raw.exe を開発されました(ここから入って「日本 Terrain シーナリ Part 1 公開」へお進み下さい。)。これは、国土地理院の数値地図50mメッシュ(標高) のデータを terrain SDK で扱うことができる raw 形式に変換するプログラムで、これによって日本全国の地形を50mメッシュでシーナリーに変換することが可能になります。上記村上さんのサイトにある富士山のショットをご覧下さい。火口まで細かく再現された素晴らしいものです。これを見てしまいますと、今までのように Flattenスイッチを付けたシーナリの将来性はどうなのかと思ってしまいます。
なお、実際の terrain シーナリーの作り方については別ページにまとめました。
★マイクロソフトから、Train Simulator が発表されました。terrain ではなくて今度は train です。Train Simulator では FS2000 の terrainシーナリーと同様のシステムが採用されるようですが、確かに美しい富士山を見てしまうと、これなら空からではなく地上からの観光にも耐えるレベルです。(富士山と東京の通勤地獄を両方体験できる路線ということで小田急線を選んだのは納得のいく選択です。)そして電車の運転はもちろん客席からの観光もできるようで、本サイトで主張している「邪道な楽しみ方」に接近してきています。しかもついに電車です。やっと山手線のFS2000をやったばかりというのに世の中進歩が早いです。Train Simulatorの動向によってはこちらの山手線も今後影響を受ける可能性が大で、またまた目が離せません。
これはシーナリー作者の方への情報ですが、FS2000の Scenery Library のところで、Cache size とか Empty cache on exit という項目があるとおり、FS2000 ではシーナリーをいちいち毎度読み込まずにキャッシュに貯めるようになっているようです。そして、Empty cache on exit をクリックしておくとFS2000終了時にキャッシュをクリアする・・・と思ったのですが、実はクリアされません。もしかするとFS2000のバグかもしれません。キャッシュを確実にクリアするには、FS2000 フォルダの中の CACHE フォルダの中身を手動で削除してください。「テクスチャーを変更したはずなのに動作がおかしい。」というような症状のときはまずここを疑うべきです。横浜シーナリー2000のリリースに時間がかかった原因はテクスチャーの量が膨大だったこともありますが、このキャッシュに騙されて時間を浪費したこともその一つです。(あと、実はPCのハードのアップグレードをやってたのも原因です。年末に、マザーボードを変えずにCPU変更とメモリ増設でアップグレードしてました。メインマシンを Celeron 366 から Pentium III 500E に、サブマシンを K6 233 から K6-2 500 にして遊んでました。メモリも各々128づつ増設し、さらにFSBも両方とも66から100Mへ変更・・・クロックアップをやるとネットワークがNGなのでやってません。随分横道にそれましたが・・・)
「キャッシュ」がガンというのはこのまえまでのリムネットのキャッシュ・サーバーの件と共通しており、あまりいい気はしません。(ただ、Pentium III 500E はキャッシュのおかげで速くなってるようで、いい点もあるのですが・・・)
Flatten実験ファイル