歴史的経緯と問題点「位置ずれ問題」・・・これはFS上では古くからある大問題です。首都高で散々体験したように、せっかく苦労して物を作っても、元となる地面のシーナリーが変わると全部作り直しとなってしまいます。まさに「砂上の楼閣」です。ビルなど単体のオブジェクトは移動は楽ですが、鉄道・高速道路などの長物は、位置・方向・長さ全部が壊滅的影響を受ける為ほとんど全部作り直しとなっていました。これを解決する方法としては次のようなものがあります。
これらには共通して次の問題点があります。
**しかしその状況は変わりつつあります。このサイトにありますように、関東地方をはじめ、非常に広範囲な領域にわたって高品質な航空写真シーナリーがリリースされつつあります。これが事実上の標準となれば、本プロジェクトは不要となるかもしれません・・・・ 対策いろいろありまして少々時期的には遅れてしまいましたが、日本全国の地図シーナリーを作ってみようということにしました。具体的には国土地理院の数値地図200000(地図画像)日本T・II・III を原図として日本全国をカバーします。「地図」シーナリーですので普通のシーナリーとはかなり用途が異なっています。つまり、飛ぶのが目的ではなく位置確認用になると思います。例えば、
また、デフォルト・シーナリーの地形そのものを改造する場合にも、そのリファレンスとして利用可能です。現在のところ、地形改造には Coast-Line-Maker や Ground2K が利用されているようですが、PHOTECさんのTGPeditorが多機能のようです。(但し、こちらでも実験させて頂きましたが今のところ「I/Oエラー」で動きません。) 地図シーナリーには次の欠点もあります。
3については、作成時に合わせても、ツールの誤差・地図上の平面と地表の球面のずれの誤差・地図そのものに含まれる誤差などのために誤差が出てしまいます。しかし本シーナリーは位置確認が目的ですので、誤差をごまかすことなくはっきりと表示します。WGS-84の緯度・経度を赤線で明示し、各地点での誤差を確認できるようにしました。具体的な誤差は、約100mになりますが、これは元の地図が 20m/pixel 精度ですので、5ドット分となります。この誤差を経緯度線で確認してから修正して使用されても、または本シーナリーの位置そのものを基準として使用されてもそれは自由ですが、広範囲のシーナリーの場合は後者のほうが現実的と思われます。 実際のシーナリーについては、まず北方領土から段階的に製作していきます。日本全国については量が膨大になるため、あたたんからCD-ROMにて販売いたします。まず北海道を発売いたしました。 |
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です。 |
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